農家の想い
自然と向き合いながら、季節の移り変わりを感じています。春の淡い緑から濃い緑へと変わる景色は、目を癒し、心を落ち着かせます。夏は暑い日が続きますが、気持ちの良い汗をかきながら、ひと時の昼寝を楽しみ、ゆっくりとした時間を過ごします。 秋は実りの季節であり、お米の収穫が我が家の大きなイベントです。最近は温暖化の影響で、季節の感覚が短く感じられます。忙しさの中でも、収穫期には多くのイベントが開催され、美味しい果物が豊富に取れる季節です。
安心・安全で体に優しいお米をお届けしたい
自然と向き合いながら、季節の移り変わりを感じています。春の淡い緑から濃い緑へと変わる景色は、目を癒し、心を落ち着かせます。夏は暑い日が続きますが、気持ちの良い汗をかきながら、ひと時の昼寝を楽しみ、ゆっくりとした時間を過ごします。 秋は実りの季節であり、お米の収穫が我が家の大きなイベントです。最近は温暖化の影響で、季節の感覚が短く感じられます。忙しさの中でも、収穫期には多くのイベントが開催され、美味しい果物が豊富に取れる季節です。
冬は寒さが厳しく、暖房の効かない田んぼでの作業は抵抗力と免疫力を高めます。秋から冬にかけての土作りは、非常に重要です。四季を感じながら適度な作業をすることで、人間らしく生きている実感を得られます。 大きく深呼吸をしながら、自然と共に生きていくことが幸せだと感じます。自然との共栄・共存が実現すれば、温暖化の影響も軽減されるでしょう。人間の五感を感じながら、適度な作業が出来れば人間らしく生きている実感を感じます。
まだまだ未熟であり、奥が深いと感じます。雑草に対する有効な対策が見つかっていません。土壌の状態によっても悩みが異なり、特に昨年あたりからコナギという雑草に悩まされています。一株から五千株にも増えるとも言われ、今年は水温が上昇した時期に急増しました。田んぼの面積が2町6反あり、手が付けられません。中耕除草機を2回かけましたが、効果がありませんでした。雑草の生命力に驚かされます。
雑草の種は風や鳥によって運ばれ、条件が整えば繁殖します。化学農薬に頼らずに除草する技術が必要ですが、それが難しい現状が有機栽培者の数にも表れています。果樹の場合も同様で、虫が甘い蜜に引き寄せられます。果樹の有機栽培も困難であることがうかがえます。
しかし美味しい空気を吸いながら仕事ができます。人間らしいと思いませんか。油っこい汗ではなく、すっきりとした気持ちのいい汗。まるで玉のような汗をかくとすがすがしい気持ちになります。
秋から冬の作業は、今年から自然農法を学び自然農家から教えていただいた方法を取り入れる予定です。秋耕から代掻きまですべてハローを使用します。秋耕の耕転は去年の深さの1/3程度で大体3㎝から4㎝の深さで稲株が耕転できる程度の深さです。爪のピッチが狭いため土がよく潰れます。回転数を上げればさらによく潰れますが、これは従来の方法とは正反対です。 稲刈り後早ければ早いほど気温が高いほど、稲株の分解には有利です。縦横にすき込むことで稲株が細かく細断されます。
私の場合はこのタイミングで米ぬかを撒きたいのですが、時間がありません。ですから、米ぬかを散布しながら耕転を続けるか、先にすべて耕転するか、という二者択一になります。土づくりには時間と手間暇をかけて行います。良い土づくりが良いお米作りに直結すると信じています。私の場合は冬に土作りを行います。来年も美味しいお米ができますように、と祈りながら。